15年 2月13日
筆者 六郷
ベテラン整備士でもJAFに頼ることがあるのです。
夏休みも残り一日を残し
朝夕には秋の気配を感じるころ
その男は兵庫県西宮にある甲子園球場へ出かけた。
阪神対巨人の伝統の対戦のはずだったが、それは名ばかりの全く一方的な試合だった。
阪神タイガースの投手は初回からバカスカと打たれ、打線のほうも振るわず
対戦相手の巨人に二桁の得点を与えてしまった。
巨人のアホが「ナンボのもんじゃい」この男の口癖である
男は大の阪神ファンであったが阪神の不甲斐ない試合にすっかり落ち込んでしまった
試合後の甲子園球場の近くにある飲み屋で予定していた”応援の反省会”と証した打上にも
参加せずにコンビニで買った安酒を独りで飲んだ
クルマの中で酒を飲みながら一夜を過ごし、翌日中には帰途に着く予定だったが
なんの間違いかエアコンを掛けっぱなしのクルマのエンジンはいつの間にか止まってしまい
足はブレーキペダルの上に置いたままだったのでブレーキランプが点灯し続け、
なんとバッテリーが上がってしまったのである。
男は慌てた「明日から仕事やぁ、こんなところでエンストかよ、ワシは整備士やでぇ」
夏休み後の初日の出勤日に「エンストで帰れませんでした」とは言いにくい・・・
「あのぉ、JAFさんかいな、エンジンが掛からんのやすぐに来てチョー」
阪神ファンの男は関西人を気取っていてもインチキ関西人なので
言葉のなまりが微妙に名古屋寄りにズレている
朝早い時間にもかかわらずJAF隊員は直ぐに来てくれた
クルマのボンネットを開けエンジンのようすをみている。
「こりゃバッテリーが悪いようっすね・・・」JAF隊員の話が終わる前に男は口を挟んだ
「そうやねん、投手の藤波も球の切れがないし、キャッチャーもエラーしくさってホンマに
バッテリーが悪いんや」
「あのう、そのバッテリーじゃなくてクルマの・・・」
「そんなもん分かってるわい、巨人のアホが・・・・ナンボのもんじゃい!」
「ハイ!新品のバッテリーと出張料で23000円になります。
男はJAF隊員の返しの言葉に目を剥き苦笑いするばかりであった。
そう、こんな時には自動車整備士であってもJAFに入っていないと困るのですね!
当店でもJAFに入会できます
交換の目安は、3,000km~5,000kmです。
オイルの汚れがひどい状態で走り続けると、エンジン内にゴミ(ワニス・スラッジ)が溜まりやすく、オイルラインの目詰まり等で潤滑不良がおきる危険性が高くなります。
交換工賃込み ¥2,160~
交換料金は車種により異なります。
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走行しながらエンジン内の汚れを徐々に取り除き洗浄を行うので、隅々までしっかりと汚れを落とすことができます。
3000~4000km走行してからが交換の目安です。 |
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