今年、トップ自動車に入ってきた新入社員は平成生まれの18歳である。
卒業した高校は自動車の整備や構造を学ぶ自動車工業科であり、私の後輩でもある。
彼の年齢は私より35歳も若い、息子よりもまだ若い世代である。
いつの頃からか私は彼等の世代のことを「マジっすか世代」と呼ぶようになった。
「最近の若いものは」昔からどの世代でも言われてきたことだろう。が、しかし・・・。
先輩整備士たちは新入社員に仕事を教えるわけだが「○○君これはこうやって」と教えると返事は決まって「マジっすか」である。(新人君に言わせると「マジっすか」は“マジかよ”の丁寧語で敬語で謙譲語だそうだ)
ちょっと難しいことを私がやって見せると「マジすっげぇ~」とくる。じゃあ君やってみてと仕事をさせると「えっマジっすか、でもチョーやばいっす」
そんな新人君も入社から数ヶ月が過ぎて、ようやく一人で仕事をこなすようになってきた。「おい○○君、今度の連休はどこへ行くんだ」新人君はなんとなくモジモジしながら「彼女といろんなところへ行きたいんだけど車の運転がマジ心配で、それに車が古いっすから故障したら困るし・・」と、なんとも整備士らしからぬ返事が返ってきた。
それじゃあJAF(日本自動車連盟)に入会するといいんじゃないか。JAFって自動車整備士はけっこう大勢入っているんだよ、万が一の場合のJAFの重要性がわかっているからね。それにJAFの会員になると事故や故障時のレッカーサービスの他に旅行代とかホテルの割引や、遊園地の割引なんかもあってすごく便利なんだよ。そう教えると新人君は喜んでJAFに「マジ入りたいっす」と言った。
新人君は先日の連休にJAFの割引を使って遊園地へ行ってきたそうだ
「先輩、あざ~っす(“ありがとう御座います”の意味らしい)JAF使うとめっちゃ安くてマジ得したっす彼女もマジ喜んでたっす」
私は新人君が何を言っているのか分からなかったが、彼女と二人で行った遊園地がとても楽しかった事だけは私にも理解できた。
先輩の私 |
後輩の彼 |
ベテランの整備士ほどJAFに入っているようです。
なぜなら、バッテリーが上がってしまった場合、整備士であっても対処のしようが無いのです。
新人君 「最近のバッテリーは突然ダメになっちゃうから?」
私 「いや、そうだけど、
”最近のバッテリーは最後の一回まで普通に使える”
だから突然ダメになったように思うんだな」
新人君 「マジっすか!」
私 「・・・・・・」
お客様と電話で話しているときは、
病院でお医者さんに問診されている事と同じです。
できるかぎり詳しい情報を伝えてくださいね。
上に戻る
バックナンバー0011 クルマの写真を撮ろう! 0009 バッテリーのお話 0008 ブレーキ・パッドのお話 0007 「JAFに入会しない」ということ 0006 「JAFに入会する」ということ |
整備士の勘 イチオシ |
他メニュー 「旧ホームページからの移転」 |
株式会社トップ自動車は、自動車の車検・整備を通じて地域に貢献する会社です。 | TEL. 0545-53-3655〒417-0033 静岡県富士市島田町1-39 |
|