14年07月15日
筆者 小川

 今年のトップ自動車は、MyCar度のポイントが変更になったり、新商品の展開があったり、新卒の船木君が入社したり、あとホームページもリニューアルしたりと、とってもフレッシュな感じになってます。
 このページ、「整備の勘」もホームページリニューアルに合わせて始めていこうと思います。第一弾となる記事は何が良いかと迷いましたが、整備の基本の基本である、『ネジについて』、を色々と(自分への再確認も兼ねて)書いてみようと思います。 


14年08月21日 一部改訂編集




ネジってな~に?


ネジ

 ねじ(螺子、捻子、捩子、螺旋)は、円筒や円錐の面に沿って螺旋状の溝を設けたものであり、
主として別個の部材の締結や、回転運動と直線運動との変換などに用いられる。
 溝を円筒または円錐の内面に設けたものを「めねじ」、外面に設けたものを「おねじ」と呼び、
これらが互いに組み合わされて使用される。これらの他にも、ぜんまいや、ぜんまいを巻く装置もねじと呼ばれる。
 ビスの語源は、ギリシャ語の「かたつむり」「かたつむりの殻」に由来するラテン語のねじを意味する“cochlea”である。
 ぶどうの蔓を意味するラテン語“vitis”がフランス語でネジを表す“vis”となり、英語の“vise”なった。
 ビスは、「すりわり」や「十字穴」を持つおねじを指すことが多く、「小ねじ」とほぼ同義である。

 ねじと同様の名称として「ボルト」があるが、JISでは以下のように定義している。
 ボルト:一般にナットと組んで使われるおねじ部品の総称
 ナット:めねじ部品の総称
<Wikipedia>より引用

 とまあ、難しいことはさておいて、ネジの基本的な事を。





いろいろなネジ達


 ネジ達    細いネジ、太いネジ



ネジの大きさ

ネジのサイズ
 ネジのサイズは、通常
[(ネジ部の太さ)×(ネジの長さ)]で表しています。
 例 「10mm × 25mm 1.25」

 でもネジの表記を知らない人からすると、
 『どこからどこまでの長さの事なのかわからない』って
事があると思います。
 他には、10mmの太さのネジの事を、
ネジの頭のサイズが10mmと間違えてしまったりとか・・・。

(写真は適当なネジを使ったので、このネジが
「10mm × 25mm 1.25」というわけではないです。)


 この写真でいうと、首下のネジ切ってある所の長さがネジの長さと言うことになります。

 サイズ表記で、気をつけたい所は
 ・ネジの全長(頭も含めての)  ネジ切ってある所の長さ
 ・ネジの頭  ネジ部の太さ
 
 上記の二つは間違えやすい所だと思うので、購入する時に注意してみると良いでしょう。



 上のネジのサイズにある「1.25」というのはネジ山のピッチです。
 ネジ山のピッチというのは、ネジ山の、山と山との距離の事。
 数字が小さければネジ山が細かく、多ければその逆という感じです。
 ねじ山のピッチ




  ネジは単純な話、太ければ太いほど強い力で締め付けられます。
 そして強い力で締め付けると、緩み難いです。
 強い力で締め付けると緩み難い




でも、限度を超えて強く締めすぎると・・・・!!



やっちまった~

ねじ山がナメました。(協力-船木君)





 Q-じゃあ、どれくらいの力で締め付けたらいいの?

 
A-勘です。 
            てんけんくん


 勘なんです。タイトルに掛けてみた所はありますが、わりと本当です。
 経験や手にかかる力加減の感触というか、なんというか…、
『ここが締め加減の一番美味しい所』、というのがなんとなく分かります。
 もちろん、ネジやネジの使用箇所には全て、決められた「締め付けトルク」がありますので、
重要箇所についてはトルクレンチを使用しないといけませんけどね。



 ちなみに、「Qどれくらいの力で締め付けたらいいの?」を、整備のベテランの渡辺さんに聞いてみました。



  Q-どれくらいの力で締め付けたら良いの?

  
渡辺さん渡辺さん
        A-「手で締めてからギュッと60度!」 




 さすが渡辺さん、わかりやすい表現で教えてくれました。
 ただまあ、全てのネジで60度の角度で締めて大丈夫というわけでも無いので、
ネジを締め付ける場合は皆さんの自己責任でお願いします。




あとがき

 リニューアル後、初めての記事はいかがでしたか?
 『整備の勘』はこれから、小川ともう一人のWEB担当が不定期で書いていこうと思っています。 どうぞ暖かい目でよろしくお願いします。 



 エンジン・フラッシュ

 交換の目安は、3,000km~5,000kmです。
 オイルの汚れがひどい状態で走り続けると、エンジン内にゴミ(ワニス・スラッジ)が溜まりやすく、オイルラインの目詰まり等で潤滑不良がおきる危険性が高くなります。
 交換工賃込み ¥2,160~ 
 交換料金は車種により異なります。

 エンジン・フラッシュ

 走行しながらエンジン内の汚れを徐々に取り除き洗浄を行うので、隅々までしっかりと汚れを落とすことができます。
 3000~4000km走行してからが交換の目安です。


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